台湾のペット事情

台湾犬事情

ココ台湾では、日本ほどではないけどペットブームです。
日本のポチタマなんかがこっちのケーブルテレビで放映してるせいなのか、レトリーバーがスゴク多いです。
それとこっちのテレビでも、ポチタマに非常によく似た番組があり、ラブラドールを連れた人が色んなところで犬に会う番組があります。(その番組にモモエと私が出演しました。ほんの数分ですが。)

それと台湾はペットに限らず、非常に「ホントはダメ」という事が多い国で、デパートやショッピングセンターなんかでは入り口にペット禁止のマークがあるにも関わらず、ワンコを抱いたまま入店したり、カートに乗せたりしてます。
さすがにリードをつけて歩かせるのはダメらしいんですけど、それ以外はかなり大目に見てます。
私も一度、ペット禁止のマークがあるショッピングセンターにモモエと行き、カートにモモエを乗せて入店しましたが、入り口の警備員のおじさんに「可愛いね」と言われただけでした。
店内に入っても、店員にも「可愛い」とか撫でられたりするだけで、結局誰からも注意を受けませんでした。

それと別に、野良犬の数も非常に多いです。
公園などに行くと、大体5〜6匹くらいは居て、みんなのんびりしています。
それはそれでいいとは思うんですが、高速道路に迷い込んで側道で寝てたりしてる犬も居ますし、中央分離帯を歩いてたりする犬も居ます。
これは多分、高速道路などに侵入する事が容易なのが原因でしょう。
それとインターネットで見たんですが、飼いきれなくなった飼い主が高速道路の入り口でワンコを捨ててるという事もあるそうです。
なので、高速道路で死んでるワンコを見たりすることがよくあります。非常に可愛そうです。

台湾ではまだまだペットは人間のパートナーというよりは、可愛い「モノ」なのかもしれません。
自分のペットの糞の始末をする飼い主もあんまり居ませんし、しつけがちゃんとされた犬も居ません。(人間の子供もされてないんですから、ペットはまだまだ先の話でしょう)
それと台湾の人から聞いた話では、野良犬も元はちゃんと飼い主がいたワンコも多いとか。
最初は可愛くて飼ったけど、世話が大変だとかの理由で捨てる人は少なくないとか。
私が知ってる限りで、大きくなったら手放すという方も、数人居ました。
でも、私が行く公園ではこの話に出てくるような人は少ないので、段々とペットに対しての考えが変わってきてるのではないかと思っています。
早くみんながそうなるといいですね。

台湾では歩く時には犬のフンに気をつけろ?

台湾に観光に来た人によく言われるのが、犬のフンが多いの?って質問。
上の話でも判るように、台湾の人はしつけをしてなかったり、野良犬が多いので、散歩中や公園で遊んでるときに自分のワンコがウンチをしてもそのままという人が結構います。
前に一回ビックリしたのが、お店に入った時に店の中にウンチがあった事です。
気を付けねばならないのは、何も道だけではありませんよ!?

台湾で人気の犬種って?

人気があるのは大体こんなカンジ。

・ゴールデンレトリーバー
・ラブラドールレトリーバー
・シベリアンハスキー
・ビーグル
・ミニチュアシュナウザー
・ミニチュアダックスフント
・チワワ
・シーズー
・ポメラニアン

ですね。
多分ラブラドールはテレビの影響が大きいと思います。いつも行く公園では、大体20頭以上は見かけます。

価格ですが、日本に比べると半分以下の値段で買えます。
チワワやダックスなんかは、10,000から20,000元(35,000から70,000円)の間。
他は知りませんが、人気の犬種は数も多いのでこれくらいだと思います。
ちなみにフレンチブルは非常に数が少ないので、25,000元以上でした。(台湾のヤフオクで見たとき)

ペットショップ。


ウチの近所の士林夜市の中にあるペットショップ街と言われるエリア

ペットショップは台北の街中には結構あります。が、これは台湾の特徴なんですが、一つのエリアに集中している事が多いのです。なので、そこを知らないとペットショップが少ないなあと感じるのです。
台北の場合は、士林夜市(ウチの近所)や、林森北路などが多いところです。他にもあると思いますが、私が知ってるのはその辺です。
士林夜市のペットショップ街は、小さい店構えで沢山のペットショップが、可愛い子犬を置いてます。
大体がチワワやビーグル、レトリーバーなどです。

が!ココで注意して欲しいのが、ここに居るワンコ達って実は病気を既に持ってたりしてるケースがよくあるそうです。(ウチの社員談)
ワクチンを打ってない状態で、色んなワンコ達と一緒にケージ入れられたり、色んな人に触られたりと、衛生上の管理がなってないようです。
例えば、 飼って一週間で病気になり、すぐに死んじゃったり、病気がひどくて治療代がバカにならないなどのトラブルが多いそうです。
まあ全てがそうじゃないんですけど、台湾人の知り合いにはそう言われて、絶対買わない方がいいよと言われました。
夜市という場所柄、学生が多いので、高いペットは売れない。
という事は、必然的に良好なペットには巡り会えないという事になるそうです。

なのでやっぱり安心して飼う為には、ブリーダーから直接買うほうがいいようです。

それと、売ってるペットグッズは、日本のモノが非常に多いです。
もしかすると、台湾で作っているのをそのまま日本へ輸出せずに、こっちで売ってるのかもしれません。
だけど、こっちで高いなあと思ったのは、「ペットシーツ」です。
日本で100枚1,000円で買ってたペットシーツがあったんですが、それとおんなじモノを台湾で見つけて値段を見たら、何と1000元。一瞬同じか?と思いましたが、当然違いますね。
日本円にしたら大体3,500円程度。それに種類も豊富じゃないです。
室内犬でトイレのしつけのしてる所が少ないからなのでしょうか?

動物病院&治療費

動物病院は、台湾は非常に多いです。
それに、動物病院に限らず、大体の病院が夜9時ごろまで開いているので、とても便利です。
日本語が話せる動物病院もあるので、困ることは少ないです。
治療費は、日本に比べるととても安いです。
日本に居たときに、予防注射とか打ったら1万近い出費だったのが、こっちは1000元程度です。
薬などが出た場合でも、200〜300元程度です。

予防接種について。

予防接種は、8種混合といわれるモノと、狂犬病など、あまり日本と変わりません。
が、フィラリアについて、暑い国のため一年を通して、薬を投与する必要があります。
が、これについては、日本よりも格段に安く手に入ります。
1年分(12個)で、ミルベマイシンが900元(3,000円しない)で買えます。


チップについて。

台湾では2003年より、ICチップの埋め込みが義務付けられました。
これは、飼い主の都合により捨てられる犬を減らす為のものです。
ウチのモモエも、予防接種を受けたときに、一緒に埋めてもらいました。
場所は、背中の首に近い場所に埋めました。
金額は、去勢してない場合は900元、してる場合は500元だったような。
日本の場合はもっと高いと聞きました。
写真の左上が、チップが入った注射器。そんで下の機械を、チップが埋め込まれた所に近づけると、番号が表示されるのです。